さよなら、ターマス
鉄道会社は、見せしめに、機関車ターマスの車体を分解し、野に晒しました。 「ターマスは自分の人生を悔い、そして、素直に、分解されていきました。」 会社の男は子供たちを集め、そう言いました。 しかし、子供たちは誰もそんな話を信じませんでした。 そして、子供たちは、しっかりと、静かに、ターマスの魂を心に刻み付けました。 さよなら、ターマス。ありがとう、ターマス。
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