銀河鉄道

ほんの束の間、考え事をしていたとか、何かが動いたような気がしてそちらを向いたとか、
そんな時に限って銀河鉄道は通り過ぎてゆくのです。
瞬間的に、何かを見たのですが、もう一度思い出そうとすればするほど、
スピードを上げて、汽笛まで鳴らして、私の記憶を追い越してゆくのです。

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