観音とジャングルジム

仏教の教えでは、あらゆる魂はすべからく六道を輪廻してゆく定めです。
子供たちもいずれ年をとり、再び何れかの世界に生まれ変わるのです。
壁に現れた動物たちの姿は、今度、子供たちが畜生道に生まれ変わる徴なのかもしれません。
「どうせ生まれ変わるなら、りっぱな畜生に生まれたい」。
子供たちはジャングルジムで遊びながらそんなことを考えているのかもしれません。

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